腰痛に悩んでる人はすごく多いんですが、そんな人たちに朗報です! 腰痛を『根治する』ための画期的な腰痛治療法を東大病院が発表したのです。その研究によれば、腰痛で苦しむ患者にはある意外な原因(共通点)があったんです!
東大病院が発表した論文には、その問題を解決する方法も紹介されていました。
そこで今回は、腰痛患者の原因(共通点)と、その腰痛解消のために考案された、劇的に重い症状に効く対処法をご紹介します!
腰痛患者の原因(共通点)とは?
ズバリ、その原因(共通点)とは『寝返りをうつ回数が少ない』ことなんです!
論文の著者は東大医学部付属病院リハビリテーション部・理学療法士の山口正貴さんです。同氏は、問診の際に『朝起きた時が辛い』と話す患者が多かったことから、それに気づいて研究を進めたそうです。
人がべッドに背中をつけた状態では、体重の4割の重さが腰にかかるそうな。そのため、筋肉の繊維が炎症物質を放出し、腰痛を引き起こすのだそうです。
それゆえ、いくら日中に腰のコリをほぐしたり、運動をしたとしても、寝ている間に再び腰痛の原因をつくってしまうのだそうです。
また、『寝返りが少ない』ことが腰痛の症状を悪化させる要素の1つである事は、研究でも明らかになっています。
二足歩行する人間の体は、日中、重力によって上から下に押されているので、歪んでいるんです。夜中に寝返りを打つことでそれをリセットしているのですが、寝返りを打たないとその機能がうまく働かなくなり、血液の循環が悪くなるのです。
一般的には寝返りが少ないことは『寝相がいい』と肯定的に捉えられます。実はそれが腰に大きな負荷をかけていたのです。
では、寝返りを多く打てるようになるには、どうすればいいのでしょうか?
そもそも寝返りとは、『身体を回転させる全身運動』です。
そのため寝返りを打つためには、腰だけでなく、胸から太腿までの筋肉の柔らかさが求められます。身体が固くなっている人は寝返りを打ちづらいのだといいます。
東大病院が発表した論文には、その問題を解決する方法も紹介されていました。『ためしてガッテン!』内ではこの方法を実践する患者が、『腰痛歴50年でしたが、痛みが全く無くなりました。この5年くらい再発は全くございません』と喜びの声をあげていました。
腰痛解消のために考案された劇的に重い症状に効く対処法とは?
これから紹介します4つのストレッチは、すべて横になった体勢で行います。- 腰をねじる
- ひじ立て + ひざ曲げ
- ひざ抱え
- タオルで脚上げ
仰向けの状態で、片方の脚が床につくように腰をねじります。片方の手で膝を押さえ、もう片方の手はまっすぐ伸ばして頭の上方に置いた状態に。肩や膝が床につかなくてもムリしないこと!
うつ伏せの状態からひじを立て、次に膝を曲げます。ひざを曲げるのがつらいなら、ひじを立てるだけでもOK!
背中を床につけたまま起こさず、片ひざずつ順番に抱え、最終的には両手の指を組んで両膝を抱えた形に。
仰向けの体勢で片膝を立て、その膝小僧にタオルをかけます。そこから今度は膝を浮かせてタオルを足のつま先にひっかけます。あとは膝をまっすぐ伸ばして上にあげてタオルを引っ張ります。反対の脚でも。
それぞれ、形を作ったら全身の力を抜き、6回深呼吸。4つのストレッチをそれぞれ3セットずつ順番に行うのが理想です。就寝中の寝返りを促すストレッチのため、寝る前に行うといいです。
発表された論文の中では、『7〜8割に効果がみられた』と記されています。
効果としては、『筋肉の血液循環が良くなり、関節の可動域の動きも改善できる。腰痛を招く悪循環を解消できる』と思われます。
おさらい
<2016年8月、信じられないような情報がニッポンを駆け巡った>
11月2日放送の『ためしてガッテン!』(NHK)は、こんな言葉で始まりました。『腰痛』をテーマにした、この回の内容は多くの視聴者に衝撃を与えたのです。
NHK広報局によると、『放送終了後、視聴者の方から1258件の問い合わせがあり、「究極の腰痛解消方法を紹介してもらい、感謝している」といった声が数多く寄せられた』そうです。
『ためしてガッテン!』が紹介したのは、その痛みを『元から断つ方法』でした。
厚労省の『国民生活基礎調査』(13年)によれば、腰痛の人は全国に1,328万人もいるそうです。問い合わせが多いのも当然でしょうね。
多くの治療法があるものの、根本治療が難しく、長年にわたって痛みに悩まされる人が多いです。なので腰痛は、原因の特定が難しい病気と言われるんですね。
ぜひとも、この『4つのストレッチ』を試してみてほしいですね^^
NHKためしてガッテン ガッテン流!腰痛・ひざ痛 解消の新ワザ / 日本放送協会 【本】
最後までお読みいただき、ありがとうございました。